トップメッセージと対談記事について、取材・原稿制作を担当しました。
制作にあたって課題の一つとなったのが、会社が長年大切にしてきたフィロソフィーと、現在の経営や今後の方向性とのつながりを、記事の中でどう見せるかということでした。
企業理念やフィロソフィーは、それだけを説明すると抽象的な話になりがちです。一方で、現在取り組んでいる事業や戦略だけを取り上げると、「なぜこの会社がそれをするのか」が見えにくくなります。
そこで事前に統合報告書や経営方針、会社の歴史などの関連資料をインプットし、企業として大切にしてきた考え方が、現在の事業や経営判断にどうつながっているのかを確認しながら質問シートを制作しました。
トップへのインタビューでも、現在の経営環境や今後の戦略だけでなく、その判断の背景にある考え方や、会社として受け継いできた価値観について話を聞きました。
原稿では、フィロソフィーを独立した説明として扱うのではなく、実際の事業や経営判断、これから目指す姿と結びつけて構成。会社がこれまで大切にしてきたものと、現在の経営、これからの成長が一本の流れとして伝わるトップメッセージにまとめました。
今回の取材では、もう一つ印象的なことがありました。
質問を重ねていく中で、「自分たちの会社は何を強みとしてきたのか」「なぜそれが現在まで受け継がれているのか」といったことを、取材を受ける側にもあらためて振り返っていただく機会になったことです。
インタビューは、すでに決まっていることを聞いて文章にするだけの工程ではありません。外部の編集者が資料を読み、疑問を持ち、質問することで、普段は当たり前になっている企業の特徴や強みが見えてくることがあります。
そうして取材の中で出てきた言葉も拾いながら、その会社らしさが伝わる記事へと構成しました。
対談記事については音源データなどを受領したうえで、編集・制作するスタイルでした。
担当領域:関連資料のインプット/質問シート制作/経営トップインタビュー/対談取材/論点整理/企業フィロソフィー・経営戦略の関連整理/記事構成/原稿執筆/修正対応